HIDtaikoおうち太鼓自作プロジェクト。
- 価格
- ¥800〜
- 接続器の材料費(最安)
- 設計
- すべて公開
- Apache-2.0 / GitHub
- 対応
- PC / Switch
- USB接続・ドライバ不要
実CADデータ · ドラッグで回す / スライダーで分解する
構成
面以外を全部作る。
おうち太鼓は7つの部品でできています。このうち面(打面)は用意しなければなりません。
- 01面既製品AC面 / 太鼓フォース面を流用(AC基盤との互換性なし)
- 02上板・下板・足ラワンベニヤ12mm。実寸図面をA4で印刷して切り出す
- 03防振ゴム・ネジVD2-2015M6 ×14/M6ネジ・ナット・ワッシャー 各14
- 04スペーサー面と縁の高さ調整。0.2 / 0.4 / 0.6mm の3Dプリント品
- 05センサー ×4左縁・左面・右面・右縁。AT3040 または GSS-4SA
- 06センサー固定パーツAT3040用の3Dプリント品。M3L8ネジで固定
- 07接続器4本のセンサーを受けてPCへキー入力を送る。最安800円
02〜04 が太鼓基盤(木工)、05〜07 が信号まわり(電子工作)です。
¥800 は、接続器だけの値段。
| 部品 | 費用 | 内訳・条件 |
|---|---|---|
| 接続器 | 最安 800円 | RP2040版の材料費。はんだごて等の道具と送料は別 |
| センサー4本 | 1,733円 | AT3040 5個 343円 + ケーブル1セット 390円 + 熱収縮チューブ 300円 + 固定用M2ネジ8本 700円 |
| 面 | 目安 〜10,000円 | AC面 / 太鼓フォース面。購入先で変動 |
| 板材・金具 | 目安 〜8,000円 | ラワンベニヤ12mm、防振ゴム14、M6ネジ・ナット・ワッシャー 各14。購入先で変動 |
| 3Dプリント品 | 目安 300円程度 | スペーサー、AT3040固定パーツ。STLは公開済み。購入先で変動 |
※金額は購入先や相場によって異なります。
選択肢は2つ。RP2040 のほうが最新・最安・最高性能。1.3接続器 を選ぶ理由は、自分でコードを書き換えたい場合だけです。
接続器
注目はRP2040接続器。
接続器は、センサー4本の信号をPCへの入力に変換します。PCから見ると、これはただのUSBキーボード。叩けば D・F・J・K が打たれます。キーボードで遊べるゲームならそのまま使えます。
| 項目 | RP2040接続器推奨 | 1.3接続器 |
|---|---|---|
| 制作費用 | 最安 800円 材料費のみ。道具・送料別 | 約1,500円 |
| 制作難易度 | 低(簡単なはんだ付けのみ) | 中〜高(Arduinoの知識が必要) |
| 対応デバイス | PC / Switch | PC |
| ファームウェア | Pico SDK | Arduino IDE |
| 回路 | ショットキーバリアダイオード クランプ | 1MΩ抵抗 |
| 感度変更 | 感度変更サイト | 非対応 |
| 改造のしやすさ | 難しい | 簡単 |
| プレイ動画 | YouTube | YouTube |
| 制作ガイド | GitHub | GitHub |

RP2040 接続器 ver1.3
材料費のみ。道具と送料は含みません。
- ロール連打(1振り)
- 約13回
- 旧ダブル連打
- 約1200回
- 旧ダブル連打(ver1.0)
- 約1000回
※一部のシミュレーターでは入力制限を入れないとキー入力が認識されず、この性能が出ません。
構成部品(ver1.3)
| 部品 | 数量 |
|---|---|
| RP2040 Zero(ADCピン4本) | 1 |
| 1MΩ抵抗(0805) | 4 |
| 1KΩ抵抗(0805) | 4 |
| ショットキーバリアダイオード(B0540W) | 8 |
| スライドスイッチ(SS12D00) | 1 |
| 4×2 ピンヘッダ | 1 |
| 基板(ver1.3) | 1 |
| M3×5mm ネジ | 4 |
| 3Dプリントケース | 1 |
必要な道具ははんだごてとニッパー。はんだ付けの知識と、簡単な回路図を読む力が必要です。完成品はメルカリでも販売しています。
入力を守るクランプ回路
2本のショットキーバリアダイオード(D9・D10)が性能と安定感を上げています。

仕組み
振動の大きさではなく、振動の変化速度を見ている。
ピエゾが振動すると電流が発生します。マイコンは直前の電圧との差分(デルタ)を取り、設定した閾値(感度)を超えた瞬間にキーを送ります。急な立ち上がりだけを拾うので、隣の打点の余韻には反応しにくい。そのうえで誤検出を防ぐタイマー(Delay)を4種類持ち、入力後の一定時間は同センサーや隣接センサーからの入力を無視します。
- 01ピエゾ振動 → 電圧
打面・縁の揺れを拾う
- 02ADC電圧 → 数値
マイコンが読み取る
- 03差分検出数値 → Δ
直前サンプルとの差を取る
- 04閾値判定Δ > 感度
超えたら入力。Delayで二重反応を抑える
- 05キー入力D F J K
HIDとしてPCへ送信
キー割り当ては自由
4つの打点に、好きなキーを割り当てられます。初期値は太鼓系で定番の D / F / J / K。使うゲームに合わせて変えてください。
割り当ては接続器側に保存されるので、別のPCに挿しても同じ設定で使えます。
感度変更
感度はブラウザから変える。
閾値(感度)と4種類のDelay。この数値を、接続器をPCに繋いだままブラウザから書き換えられます。アプリのインストールも開発環境も要りません。叩きながら数値を詰めて、決まったら接続器のフラッシュに保存します。
| パラメータ | 役割 |
|---|---|
| 感度(Sensitivity) | デルタがこの値を超えると入力。値が大きいほど感度が低い |
| Adelay | 同センサーの再入力クールダウン |
| Bdelay | 面(ドン)共有クールダウン |
| Cdelay | 縁(カッ)共有クールダウン |
| Ddelay | 面打後に縁を、縁打後に面を無視する時間 |
※Chrome / Edge のみ対応。対応ファームウェアは RP2040接続器のみです。
センサー
まずは AT3040 から。
センサーはピエゾ素子(圧電素子)です。振動の大きさに応じて電圧を出す部品で、左縁・左面・右面・右縁の4箇所に仕込みます。おすすめのピエゾ素子(センサー)は2種類。どちらもしっかり固定すれば弱い力で反応します。性能は GSS-4SA が上で感度設定に余裕が生まれますが、価格差がかなり大きい。最初は AT3040 で十分です。

AT3040
安価で入手しやすいピエゾセンサー。3Dプリントの固定パーツ(M3L8ネジ)を使うと、より確実に固定できます。
GSS-4SA
AC筐体で使われているセンサーです。組み立て手順は AT3040 と同じなので、そのまま置き換えられます。
センサーはケーブルをはんだ付けして4本作ります。赤いケーブルが+。熱収縮チューブ(2.5mm)は10mmに切って使います。費用は 構成 の内訳にまとめてあります。
太鼓基盤
ベニヤ板を切って、2〜3時間で組む。
太鼓基盤は、面(打面)を載せてセンサーを仕込む土台です。12mm のラワンベニヤで作ります。
上板と下板のあいだに防振ゴムを14箇所入れて面を浮かせ、隣の打点へ振動が伝わるのを抑えています。
図面は A4用紙4枚分の実寸PDFです。印刷して貼り合わせれば、そのまま型紙になります。板はホームセンターのカットサービスに任せてもかまいません。
必要な部品
| 部品 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|
| 防振ゴム | 14 | VD2-2015M6 |
| M6ネジ | 14 | M6 L16 |
| M6ナット | 14 | ネジピッチに注意 |
| M6ワッシャー | 14 | — |
| ラワンベニヤ | — | 12mm。ホームセンターなど |
| スペーサー | — | 0.2 / 0.4 / 0.6mm。PLAで3Dプリント、ゴムネジに挟む |
ラワンベニヤ以外はモノタロウでの購入がおすすめです。